以心伝心についてのプチ考察

アメリカ人には以心伝心は通用しないという話をよく聞くが、どうなんだろう。

以心伝心を言い換えるならば、「思いやりのある推測」という意味だと思う。それだったらアメリカ人にもある。

風邪で寝込んでいる家族や友人がいたら、「チキンヌードルスープを食べたがっているだろうな。」と容易に推測するし、実際に作って届けてくれたりする。

チキンヌードルスープはアメリカ人のコンフォートフード(元気が出る食べ物。特効薬的な食べ物)。

日本人の私と長年一緒に暮らしている夫のマイケルは、私の体調が悪くなるとお粥や煮込みうどんが食べたくなるのをわかっているので、「レストランからテイクアウトでうどんを買って来ようか?」などと聞いてくれる。 チキンヌードルスープを作ってあげようか、と言われた事は無い。

以心伝心を「育った環境や文化に基づいた思いやりのある推測」と言い換えてみてはどうだろう。日本人のみならず、世界中の人が持っている能力なのではないか?

文化や育った環境が違う人の思考や感じ方を言葉無しに知ろうとしたり、相手に伝えようとしても無理がある場合もあるという事だ。日本人同士でも、関東と関西ではかなり違うのではないだろうか。

よく「国際結婚ドタバタ奮戦記」的な読み物を目にするが、文化や育ちの違いで双方が派手に驚き困惑している様子が綴られている。

実を言うと、私は夫マイケルと結婚して以来一度も「ドタバタ」的な事件やあっと驚く事件は無かった。マイケルに聞いてみたが、彼も全く無いと言う。

お互いをもともと「違うものなんだ」と理解していたからだろうか。違うんだから、違う部分は学んだり譲歩したりして協力し合おう、とそれぞれがそう思ったのかもしれない。

お互いの違いの中には、男女の違いも含まれる。

違いを驚きや違和感と捉えずに、「なるほど、そういう事だったのか!」と納得し、夫婦や友人同士で 「意識しながら」 第二の環境を作り上げて行ってはどうだろうか。

人は育った環境や文化によって無意識のうちに思考や感性が養われる。
しかし、自分の環境にとどまらずに他の環境に飛び込んだり、違う文化や環境のもとで育った人とつきあうなら、「意識しながら」新環境を作る必要がある。

多分人間は無意識の中で、自分の育った環境で養って来た考え方や習慣を相手に押し付けようとするのだろう。 だから、相手の理解が得られなかったり、理解するまでに時間がかかったりするとイライラしたり悲しんだりする。

関東関西結婚の方々、国際結婚の方々、恋愛結婚の方々、見合い結婚の方々、友人同士…..みんなで相手の違いを「意識しながら」学んで第二の環境を作り、以心伝心し合いましょう!

無理ならさっさと離婚しましょう。友人同士の場合は疎遠になりましょう。

 

公共ルールの遵守についてのプチ考察

私が暮らしているテキサス州オースチン市では、リーシュ無しに犬を散歩させる事を法律で禁じています。しかしながら守らない人が大勢いるのです。

私は犬が大好きですが、自分の飼い犬や、私になついている知り合いの犬以外、特に大型犬は苦手です。はっきり言って怖いです。

飼い主に「うちの犬はフレンドリ―だから大丈夫よ。」といくら言われても怖いです。

リーシュ無しで散歩させると、飼い主の知らないうちに糞をしてしまう犬もいて、飼い主がそれに気が付かない事もしばしば。 散歩中によく「放置ウンチ」を見かけます。

気分が悪いです。

しかしながら、ルールを守っていない方々に「守りなさい」とは言うつもりはありません。みなさんルールがあることを承知でやっているのですから。本人の自覚を待つのみです。
99%無理でしょうけど。

家の近所にハイキングが許可されている自然保護区があるのですが、広大な土地の中に美しい植物が自生し、多数の野生動物が生息するサンクチュアリになっています。ハイカーやバイカーにも愛されています。


そこに散歩に行くと、必ずと言っていいほど犬をリーシュ無しで散歩させている人を見かけます。 私が犬を怖がると、まるで怖がる私が悪い、というような目で睨まれてしまう事もしばしば。

この森林保護区は、オースチン市のルールで「犬の連れ込み禁止」となっています。野生動物の保護や、生態系の維持が目的なのでしょう。

この保護区に犬を連れ込みリーシュ無しで散歩させている人達は、ダブルルール違反を犯している事になります。

シンプルなルールなのに守る事が出来な人が多いのには驚きです。

ところで、私が住む住宅街では、住人同士の情報交換のための「ご近所さんFacebookグループ」というネットコミュニティーがあり、防災防犯、迷子のペット情報など役に立つ情報から、ガレージセールのお知らせ、売ります買います情報、井戸端会議的なライトな投稿まで有り、なかなか面白いグループです。

最近このグループのご近所さん達の間で、自然保護区への犬の連れ込みについてが議論の的になっています。

グループの会員の一人が、

「私たちの住宅地に隣接する●●●自然保護区は、市の規則で犬の連れ込みが禁じられています。みなさん、ルールを守りましょう。」と投稿しました。

するとどうでしょう、なんと反対意見のコメントがずらりと投稿されたのです。

「この住宅地に引っ越して来て以来10年以上ずっと自然保護区で犬を散歩させているんだけど。」

「うちの犬は理解力があるから、野生の動物をいじめたりしないです。」

「犬は自然に対して決して有害ではないと思う。」

「何で私たちが罰せられなければいけないのか?!」

「犬を連れて行くのが許されないのなら、僕は自然保護区でただ散歩するのもあきらめる!40年近くこの住宅地に住んでいて僕はずっと犬を連れて行ってたのに!」

「他の保護区や公園は犬連れOKの場所が殆どなのに!」

このような「私がルールだ!」的な発言や感情的な発言が多いのにびっくりです。

これらのコメントを読んでそれぞれに「だから何?」と返事をしそうになったほど。

生態系を守るために努力している人、犬が嫌いな人、森の中で散歩中に犬の糞に遭遇したくない人もいるのです。

何故市が犬の連れ込みを禁じているのか、理由はわかりません。

もしかすると、この保護区には珍しい植物が自生しているのかもしれない。

あまりにも多くの公園が犬連れOKになっているので、犬を嫌う人たちでも気分よく散歩で来る公園が必要だと市が判断したのかもしれない。

ともかくも、「犬連れ禁止」のルールは遵守する事に疑問を感じるような種類の規則ではないと私は思うのです。それどころか私は、「素晴らしいルールだ」と思います。

今日、私もこのスレッドにコメントを投稿して来ました。下記は私の投稿です。

「 I love dogs and cats…I’m an animal lover. If I had a dog I might think I want to walk my dog off a leash in the preserve. However dogs are not allowed there. I just follow the rules. It’s a simple thing(^^) 」

 
「私は犬や猫が大好きです。私は動物が大好きです。 もし私が犬を飼っていたら、リーシュ無しに自然保護区を散歩させたいな、思ってしまうかもしれません。しかしながら、この保護区のルールでは犬の連れ込みは禁止されているのです。ですので、私はルールに従うつもりです。 すごくシンプルな事ですよね?」

母の「きゃらぶき事件」から学んだこと

前回の投稿で「セロリできゃらぶきを作る」という記事を書いた。

きゃらぶきは母の大好物。

きゃらぶきという言葉でいつも思い出す事件がある。 今日はその事について書いてみようと思う。


あれは私が大学二年の時。1979年の10月。

台風20号が日本列島を縦断し、全国に被害をもたらした。埼玉県南東部にある私の実家のあたりも台風が通過した。

台風の影響で大学の授業が全て休講になったので、私は早目に帰宅した。

母は茶の間にいることが多かったので、すぐに茶の間に向かい、「ただいま~。台風すごいね!」と声をかけたと同時に目に飛び込んで来た光景に驚愕した。

私道に面した茶の間の窓ガラスが派手に割れており、畳の上にガラスの破片が散乱している。

茶の間の畳の上にはガラスの破片だけではなく、なんと巨大な丸太がゴロンと転がっていた。

maruta台風の暴風で丸太がすっ飛んで来て窓ガラスを割ったのだろうと推測。

そして、何故か私道を挟んだお向かいさんのお婆ちゃんが母と一緒にガラスの破片を一生懸命に拾っていた。

「お向かいのお婆ちゃんが手伝いに来てくれたのね。なんて親切な!」

しかし、何で丸太が?

ガラスの破片を拾っている母を見てみると、ちょっと怒ったような顔をしている。

そして、お向かいのお婆ちゃんに「死ぬとこだったわ。これからは十分に気を付けてくださいねヽ(`Д´メ)ノ」と文句を言ってる。

親切にも手伝いに来てくれたお婆ちゃんに何故母はそんなひどい事を言っているのだろうか。

kyarabuki私はわけがわからなくなった。

後で母から事情を聞いたところ、こういう事だった。以下は母の言葉の再現。


「テレビで台風情報を見ながら、きゃらぶきをおかずにお昼ごはんを食べたんだけどね。 そうしたらいきなり窓ガラスが割れて巨大な丸太が家の中に突っ込んで来て、調度私の真横に着地したの。怖かったわ~。座っていた場所によっては死んでたかもしれない。

その丸太なんだけど、理由はわからないけどお向かいのお婆ちゃんの家の玄関の庇(ひさし)の上に乗ってたものなの。何で丸太を屋根の上なんかに乗せたのかしらねえ。前からずっと危ないなって思ってたんだけど言えずにいたの。」

母はお向かいさんに「お宅の屋根の丸太がうちのガラス窓に突っ込んで、危うく死ぬところだった!」と言いに行ったそう。

お向かいのお婆ちゃんが母と一緒にガラスの破片を拾っていた理由や、母が怒っていた理由はそういう事だったのだ。


後になってこの事件を思い出した時に、「きゃらぶきをおかずにしてごはんと食べていた」と言った母の言葉が可笑しくて仕方無かった。

「昼ごはんを食べていた時に」と言っても良かったのに。

関東はいつも比較的台風の被害が小さいので、母は大好きなきゃらぶきを食べながらテレビで台風情報を見ていたのだと思う。

しかし、大好きなきゃらぶきごはんの昼食の場が修羅場のようになってしまうなんて。

以降、この事件を私は「きゃらぶき事件」と呼んでいる。

きゃらぶき事件から学んだことは、

1.屋根の上に丸太を乗せてはいけない

2.嵐の時は窓際にいてはいけない

※丸太のみならず、漬物石等、落ちたり風で飛ばされたら危険なものは全てダメですわよ。

セロリできゃらぶき

夫のマイケルと私、二人してノロウイルスにやられてしまった。下痢と嘔吐の繰り返し(汚くてごめんなさい)。

こんなに辛いとは思わなかった。

まったく食欲がない。

でも何か食べないと….。

体調が悪い時は断然和食が恋しくなる。

そこで、お粥を炊くことにした。

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私が使用している炊飯器にはお粥炊きの機能が無いので、土鍋を使って炊いた。

お粥のお供にはやはり梅干し。しかしならが運悪く梅干しを切らしていた。

梅干しに代わる塩っ辛い和食を考えてみた。
すぐに頭に浮かんだのは伽羅蕗(きゃらぶき)。 母の大好物だった。

しかし、蕗なんてアメリカには売っていない。何かで代用できないものか。

そこで閃いたのが、セロリで代用すると言う事。

セロリだって茎と言えば茎だし。

今までセロリの筋を取った事は無かったが、筋を綺麗に取って煮てみた。
(蕗は筋を取ると形が崩れてしまうので筋は取らないでね!)

蕗のように、灰汁(あく)を取る工程が無くて済むのがいい。

お粥をコトコト煮ながらきゃらぶき風のセロリの煮物を作った。

キッチンが、まるで日本の台所にいるような香りに包まれた。

お粥が炊ける匂いと煮物を作る時の砂糖醤油の匂い。 日本人に生まれて本当に良かった!

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お粥と「きゃらぶき風セロリ」

匂いだけでも既に癒されながら、早速「きゃらぶき風セロリ」の味見をしてみた。

あらやだ、すごく美味しい!

それに、蕗独特のえぐみが無い。

セロリのシャキシャキ感も残っている。

セロリのかすかな苦みも残っている。

大成功なり。

夫も「Comfort food (病気の時など元気になる食べ物)だね。」と言いながらお粥ときゃらぶき風セロリを美味しそうに食べてくれた。お代わりまでしてくれた。

アメリカ在住の方できゃらぶきが好きな方、是非試してみてくださいね!

ファスナー付き敷布団に感謝

スプリング入りのマットレスや、メモリーフォームマットレスが体に合わず、数年前に綿入れ(わたいれ)の敷布団を購入しました。

メモリーフォームというのは低反発マットレスの事で、体のラインに沿って変形します。

スプリング入りもメモリーフォームも腰の部分が沈んでしまうので、腰痛がひどくなってしまったのが綿入れ(わたいれ)敷布団購入の理由です。

実は、アメリカでも日本と同じ「綿入れ(わたいれ)の敷布団」が手に入るのです。

Futon Sofa

Futon Sofa

家具店や大型スーパーの家具コーナーには必ず「Futon Sofa」という名前の家具が置いてあります。

Futon と言うのは「布団」の事です。

Futon Sofa は木枠とマットがセットになっていて、マットには綿(わた)がぎっしり詰まっています。木枠をフラットにするとベッドとしても使えます。普段はソファーとして使い、客が来た時にベッドとして使っている人が多いようです。

ネットでも購入出来るので、私は木枠無しの布団のみを購入しました。

綿(わた)が詰まっているのでずっしり重くて硬い。非常に寝心地が良い。
硬いと言っても板やタイルとは違ってゴツゴツ感が無い。

しかしながら、数年使っているうちに綿が圧縮され、やはり腰の部分が凹んで来ます。

そこで、敷布団のカバーを取り外して凹んでない部分の綿(わた)を凹み部分に移動させることしました。

日本の敷布団だと、カバーの縫い目をほどかなければなりませんが、3方にぐるりとファスナーがついているので、難なく「綿(わた)の移動」をする事が出来ました。

洋裁が不得意なので、もしこのファスナーなければカバーの縫い目をほどいて綿(わた)を移動させようなどとは考えもしなかったと思います。

今度凹んだ時は綿(わた)の移動をしなくて済むように、ネットで補充用の「綿(わた)」を購入しました。準備万端。

これで安心!

良い睡眠は健康のもと。

良い寝床は良い睡眠のもと。

 

人間味のあるパッドロック(南京錠)・ピーカンストリート祭り

テキサス州オースチン市(州都)では毎年春と秋の二回ピーカンストリート祭りが開催されます。 ピーカンストリートというのは通りの名前で、現在の名前は 6th Street と言います。

オースチン市のダウンウンは京都のように街路が碁盤の目のように走っており、東西を走る通りには木の名前、南北には川の名前がつけられていました。

ピーカンナッツをご存知の方もいると思いますが、クルミに似た味と食感のナッツです。

pecan pie

ピーカンパイ

ピーカンの木はテキサス州の州木に指定されており、ピーカンナッツはテキサス州に住む人々に最も愛されているナッツで、ピーカンパイはあちこちのベーカリーで売られています。

 

ピーカンストリートはダウンタウンで最もにぎやかな繁華街でもあり、バーやレストランが並んでいて、夜は若者で賑わいます。

ピーカンストリート祭りは、アートやクラフトを中心としたクラフトショーようなお祭りで、BBQ、ポップコーン、レモネードなどの屋台も並びます。

お祭りらしく、ストリートパフォーマー(大道芸人)の音楽や芸を見る事も出来ます。
旅芸人ピアニスト、チンドン屋みたいなワンマンバンドお爺さんには人だかりがしていました。

さて、今回のお祭り(5月の祭り)で、二つのアート作品を購入しました。

金属なのに人間味のある(笑)ダイヤルコンビネーション式のパッドロック(南京錠)とセラミックの猫の置物です。


お祭りスピリットを感じるために、私もフェイスペイトをしてもらいました。
face painting/pecan fest

読点「、」とスペースについてのプチ考察

たいした話じゃないが、

読点「、」を多く使う人と、読点の代わりにスペースを使う人の文章が苦手だ。 読みにくい。

読点を沢山使ったり読点の代わりにスペースを使う人は、読点の少ない文章が読みにくいのかもしれない。

句読点の付け方にルールは無いので、その人の好みによる。

私の文章は読点が少ない方だと思うので、読点好きの人には読みにくにのだろうな…..とふと考えた日曜日の午後。